HOSENKO 2002年 公演 >
はるか昔、日出ずる国の皇子=聖徳太子は、日没する地へ、大きな夢を馳せていました。政治はもとより、思想文化の面でも先を進んでいた彼の地に、大使は数度にわたり遣随使を送り、道を拓いて、日本に新しい風をもたらせたの です。千四百年後の今宵、聖徳太子が夢をめぐらせ、道を拓いた西の大地から、ここ法隆寺の部隊に豊潤な風がふいてきます。大草原を疾走する馬たちをイメージするモンゴルの音楽。エキゾチックなアジナイホールの『音の風』。金堂内部に描かれた天女が、そのまま抜け出てきたかと見紛うような、鳳仙功舞踊団、大陸の花畑に舞う蝶たちの『舞の風』。そして、西の大地の最先端、まさに日没する地からはホセ・カレーラスさんの、陶酔の極地、『歌の風』が届きます。その心地よい風たちを誘うのは、聖徳太子に使えた泰河勝の末裔、東儀秀樹さんです。太子も耳にしたはずの古楽器の音色は、わたしたちを千四百年、悠久のときへと運んでくれることでしょう。 演出:下山 啓
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公演履歴 2015年 / 2014年 / 2013年 / 2012年 / 2011年 / 2010年 / 2009年 / 2008年 / 2007年 / 2006年 / 2005年 / 2004年度/ 2003年 / 2002年 法隆寺音舞台 / 2001年 アメリカ公演の記録
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